運輸省(現国土交通省)航空局の先生と一陸技?

中学で第二級アマチュア無線技士の試験で電信を聴きとるというオリンピック並の芸当で,分速45文字という試験でしたので,かなり聞き込みをした結果,分速50文字で朝30分夕に30分,一文字一文字丁寧に書いて行きました。

「ゴ○ゴ13がリボルバーをショルダーハーネスからとるのと同じ位に文字を書く」これはある意味すごかったというかw

大学で、運輸省航空局OBの先生がやっている航空無線通信士の工学対策の授業があり、自分には楽しくて楽しくてしょうがなかったです。DC-8の航空機局の元検査官が目の前にいるのですから。

先生があるときに

「皆さんに夢のようなお話があります,電波時計と言いますが,これはロランが撤去され,航空機はGPSの衛星通信に徐々に移行してますが,筑波の国立研究所(現NICT)JJYからの長波信号を時計が受信し皆さんの寝ている間に時計が勝手に補正してくれるという素晴らしいものです。確かにGPSは衛星と自分のカーナビの時計の針を合わせるものですが,まだまだ腕時計になるのはコストが掛かります。そこでこの電波時計というJJYの信号を受信するという時計が開発されました。実は一億年可動していても誤差がほとんど無いという時計です。」

早々と航空無線通信士に合格し,Gショックをなくしてしまい。合格記念にマルマンの「電波時計」を一万円で多機能ではありませんが買いました,針の電波時計は見つかりませんでした。(マルマンといえば盗聴器発見器として売られていますが,ただのレシーバーだと思いました。)

夏休み明けの後期の授業は取りませんでしたが,先生から「航空通取ったのだから一陸技を取りなさいよ」と言われてました。これは先生が別の専門学校での推薦枠をわざわざ持ってきてくれたのです。今でも募集してますが,ILSやVORなどの整備です。

とにかく何時か取るという約束はしました,

しかし,航空工学科という「せめて6年にしてくれよ」と,泣きそうな会社カリキュラムで大変でした。

弊大学では一般教養がスズメの涙という状態ですので,卒業してから先輩がバイト戦士として図書館に通って居て,地方上級,自衛隊幹部候補生学校,曹候補生など,郵便局まで幅広く「先輩なにやってるんですか?」とびっくりしました。

(どのみち「裸眼視力0.6」も無いので航空大学校や「裸眼視力0.3」の航空保安大学校はお呼びでない状態でした。)

先輩が航空大学校に受かり,後輩が航空大学校の身体検査に破れ,自費でパイロットになるという鬼のコースを見てしまいました。

最後の4年生の夏は鹿児島の下宿先で院試の勉強をしましたが,国立大学院の壁は破れず,国立大学院に乗り込むという,怖いもの知らずな人生を歩みます。(国立鹿児島大学大学院工学研究科の話は来ていましたが,鹿児島での生活の継続は不可との事でした。別の人は鹿児島大学大学院か九州大学大学院に潜入成功したと思います。)

航空自衛隊幹部候補生というのもありましたが(院卒,大卒が3等空尉からか,2等空尉からかスタートで,過去問を持ってきて貰い,「なんと答えつきで良心的な。。出張族!?(´・ω・`)体が持たん」)

10年以上経ち,某イベスタッフの帰りにゆりかもめ青海駅を海側に降りると,羽田空港の16L(C滑走路)誘導灯の根本に「…航空法で罰せられます 運輸省航空局」と書いてあり。花火だったり,寒い冬であっても

「先生,約束は果たしましたよ。。」

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